睡眠と味覚の関係:睡眠不足だと味がわからなくなる?

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最近、ジャンクフードや甘いものを食べがちではありませんか?

コンビニに行くとフライドチキンやアイス、スイーツについ手が出てしまうことは?

ダイエットしたいのに食欲が止まらない?

それ、もしかして睡眠不足が原因かもしれません。

睡眠不足は私たちの健康にさまざまな影響を及ぼしますが、あまり知られていないのは、その影響が食べ物の味覚にも及ぶことです。

睡眠不足は、私たちの味覚に直接的な変化をもたらすだけでなく、食欲や食事の選択にも影響を与える可能性があります。

この記事では睡眠不足が味覚に与える影響について解説します。

目次

睡眠不足で味に鈍感になる

睡眠不足は舌の味蕾(みらい)や脳の味覚受容体に影響を与えるため、食べ物の味を感じる能力が低下します。

甘味やうま味などの味が鈍くなり、食べ物が薄味に感じられることがあります。

睡眠不足の時、いつも飲んでいる味噌汁やラーメンのスープの味などがいつもより薄く感じたことはないですか?

このような味覚の鈍感化は、睡眠不足が続く場合に見られる現象です。

睡眠不足の状態では、味蕾や味覚受容体の感度が低下し、食べ物の味を感じる能力が鈍くなるのです。

この現象については、いくつかの理由が考えられています。

神経伝達物質のバランス

眠不足によって脳内の神経伝達物質のバランスが乱れる可能性があります。

これにより、味覚に関連する情報の伝達が正常に行われなくなり、味覚の感知が鈍くなると考えられています。

舌の感度の低下

睡眠不足は舌の感度を低下させることが報告されています。

舌の表面にある味蕾の活性が低下することで、食べ物の味を感じる能力が減退します。

脳の反応の変化

睡眠不足により、脳の特定の領域の活動に変化が見られることが報告されています。

これにより、味覚に対する脳の反応が鈍くなる可能性があります。

睡眠不足で味の好みも変わる

睡眠不足による味の好みの変化は、主に2つの要因によって引き起こされます。

脳の報酬系への影響

睡眠不足は脳の「報酬系」に影響を与えることが報告されています。

脳の報酬系は快感を司る領域であり、ドーパミンという神経伝達物質が中心的な役割を果たしています。

睡眠不足になると、脳の報酬系が過活動化し、一時的な快感を得ることが難しくなります。

そのため、睡眠不足の人はより強い快感を求める傾向があります。

このことが、高カロリーや甘い食べ物などの「ご褒美食品」への欲求を増加させる要因となります。

ホルモンの変化

睡眠不足によって食欲調節に関連するホルモンのバランスが乱れることが報告されています。

特に、食欲を刺激するホルモンが増加し、食欲を抑制するホルモンの分泌が減少する傾向が見られます。

これにより、睡眠不足の人は食欲が増し、特に高カロリーや甘い食べ物への欲求が強まることがあります。

睡眠不足になるとジャンクフードや甘いものが食べたくなる理由

睡眠不足になるとジャンクフードや甘いものが食べたくなる理由は、主に2つのホルモンの関与によるものです。

グレリン(Ghrelin)の増加

グレリンは胃粘膜で分泌されるホルモンで、食欲を刺激する役割を持ちます。

睡眠不足になると、体内のホルモンバランスが変化し、グレリンの分泌が増加します。

その結果、睡眠不足の人はより多くのグレリンが体内に存在し、より強い食欲を感じる傾向があります。

そして、グレリンは特に高カロリーや甘い食べ物への欲求を刺激することが知られています。

そのため、睡眠不足の人はジャンクフードや甘いものを求める傾向が高まるのです。

ドーパミン(Dopamine)の関与

睡眠不足は、ドーパミンの分泌にも影響を及ぼします。

ドーパミンは脳の快感中枢を刺激し、報酬を感じるための重要な役割を果たしています。

睡眠不足の状態では、ドーパミンの分泌が増加し、一時的に快感を得ることが難しくなります。

そのため、睡眠不足の人は、食べ物を通じて快感を得ようとする傾向があります。

ジャンクフードや甘いものは多くの場合、脳内のドーパミンの放出を促すことが知られており、そのために睡眠不足の人にとって特に魅力的に感じられるのです。

まとめ

味覚を守るためにも私たちは十分な睡眠を確保し、規則的な睡眠習慣を身につけることが重要。

睡眠の質を向上させることで味覚の感度が回復するので、毎日の食事を楽しみながら健康的な食生活を目指すことができるようになります。

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